川崎病の話①
「川崎病って知ってる?」
病院で言われたこの言葉。鮮明に覚えています。
長女、10ヶ月の頃に川崎病に罹りました。
川崎病
名前を聞いた事はあったかな?くらいの、
何も分からない病気でした。
40度程度の高熱が続き、次第に全身への発疹、掌や足の裏の赤み、充血、いちご舌(したが赤くなる)、BCGの注射痕が腫れ出す。など、いくつかの症状が現れます。
乳幼児に多いのですが、最も多いのは1歳前後だそうです。
そして、
1歳前後に発症する事が多い。というのであれば、もっと有名な突発性発疹があります。
突発性発疹は40度程度の高熱が3~4日続き、後に全身の発疹が出て次第にひいていきます。病院では特に治療というものはなく
解熱剤を飲み、水分をしっかりとる。
その程度で、乗り切る感じです。
長女が熱を出し、どんどん熱もあがり病院へ。(その時点ではまだ他の症状はありません。)
「突発性発疹かな?このくらいの子供には1番多い病気だよ。解熱剤出しとくね!4日以上続く様ならまた病院に来てね。突発性発疹なら熱が下がる頃に発疹が出始めるからねー」
そうか。これは突発性発疹で多くの子供が通る道なのだな!
これも成長の試練だ!
と、ぐったりしている我が子を心配しつつ帰宅。
それから2日目、3日目と熱は一向に下がらず、解熱剤も気休め程度。
食欲もほとんどありません。
4日目、今日で下がらなければ明日また病院に行こう!そう思って熱を計り、発疹も出たりするのかなー?と何となく全身を見ていました。
すると、所々に赤い発疹。特にお腹。
でも何故熱は下がらない?
それに、なにこれ?BCGの跡が腫れてる!
ちょうど、1ヶ月前に子供が突発性発疹に罹ったばかりのママ友がいたのですぐにLINEで質問しました。
「BCGのあとも腫れるの?発疹出てきたのにまだ40度あるの」
「いやー、ウチは腫れなかったよ?熱も下がって元気出てきた頃に発疹出たけどなー」
突発性発疹かな?と病院で言われた通り、そうだとばかり信じていましたが何か違う。。
と、いうかすごいぐったりしてるじゃん!
なんかおかしい?4日目だからこの後下がる?
今日まで待った方がいいの?
いや、絶対おかしい!!
でも、この間の病院今日はお休みだーっ!
行ったことない病院だけど行ってみよう。
緊張と不安と焦りと心配と。
張り裂けそうな気持ちでぐったりした長女を抱え病院へ行きました。
初診で予約も無いので待ち時間も長いです。
そして、診察
先生にすぐに言われました。
「川崎病って知ってる?」
え。聞いた事はあるかも。。
- 4日以上の高熱
- 発疹
- 目の充血
- いちご舌
- BCG跡の腫れ
- 掌足の裏の赤み
この症状のウチ、5つ当てはまれば川崎病の診断が下るそうです。
長女の場合は、目の充血といちご舌は見られなかったので、症状は4つ。
「一応血液検査もさせてもらうね。」
と、血を抜かれますがぐったりしているので抵抗もせず。
検査の結果、やはり川崎病だろうと診断されました。
「今日これからすぐに入院の準備出来る?紹介状を持って行ってもらって病院の方には僕から連絡しておくからね」
「全身の血管に炎症を起こしているのが川崎病というもので、治療を開始すればすぐに熱は下がると思うよ、血管の病気だから心臓に後遺症が残ってしまうのが怖いところ、そうならない為に早く開始してあげようね、何時頃に行けるかな?」
先生の優しい口調と、事の重大さに、説明を受けながら涙が止められなくなってしまいました。
看護師さんも、優しい話し方。
「大丈夫、大丈夫。」
急いで仕事中の夫(元夫)に連絡し、帰ってきて貰う事にし、私は入院準備の為一旦帰宅。
母にも連絡をして、あとで病院へ向かってくれると言うので、少し不安が和らぎました。
母についていて貰うと言うのは何歳になっても安心出来るものですね。
長くなってきましたので、また続きは次の機会でお話したいと思います。